お正月が近づくと、SNSやメッセージアプリで見かける「お年玉」の絵文字🧧。
でもこれ、どこか中国っぽい…?と感じたことはありませんか。
実はこの違和感、気のせいではありません。
お年玉に似た文化は海外にもありますが、日本のお年玉はかなり独自の進化をしてきた贈り物なんです。
この記事では、「お年玉の絵文字が中国っぽく見える理由」とあわせて、日本と海外のお年玉文化の違いを、やさしく整理してみます。
お年玉って日本だけの文化なの?

お年玉は日本独自の文化だと思っていましたが、
お年玉の絵文字🧧が中国っぽいので、調べてみることにしました
結論から言うと、お年玉そのものは「日本だけ」の文化ではありません。
ただし、日本のお年玉は、かなり日本独自の気遣い文化として定着しています。
海外にも「お金を包んで贈る」習慣はありますが、誰に・いつ・どんな意味で渡すかは国によって大きく異なります。
お年玉の絵文字🧧が中国っぽい理由
お年玉の絵文字🧧の元になっているのは、中国の「紅包(ホンバオ)」と呼ばれる文化です。
中国の紅包(ホンバオ)とは?
- 赤い封筒にお金を入れて贈る
- 旧正月(春節)に渡すのが一般的
- 魔除け・縁起担ぎの意味が強い
- 最近はスマホで送る「デジタル紅包」も主流
赤い色そのものに「幸運」「厄除け」の意味があるため、封筒のデザインもとてもシンプルで象徴的です。
この赤い封筒文化が、そのまま絵文字として使われているため、「お年玉=🧧」が少し中国っぽく感じるんですね。
旧正月(春節)っていつ?毎年日付が違う理由
お年玉の絵文字🧧が中国っぽく見える理由のひとつが、旧正月(春節)の存在です。
日本のお正月は1月1日と決まっていますが、中国をはじめとする旧暦文化圏では、旧暦(太陰太陽暦)を基準に新年を祝います。
そのため、旧正月(春節)は毎年日付が変わり、1月下旬〜2月中旬ごろの間で訪れるのが特徴です。
このタイミングで配られるのが、赤い封筒に入ったお金、いわゆる「紅包(ホンバオ)」で、これが現在の絵文字🧧のモチーフになっています。
中国のお年玉は誰に贈る?日本との大きな違い
中国の紅包(お年玉)は、日本とは少し違った渡し方をします。
中国の場合
- 基本的に年上から年下へ贈る
- 子どもだけでなく、未婚の若者が対象になることも
- 親戚・家族・身近な人に幅広く配る
特に「未婚かどうか」が基準になる点は、日本と大きく違うポイントです。
日本の場合
- 主に子ども向け
- 親・祖父母・親戚から贈られる
- 年齢や学年で金額の目安がある
日本のお年玉は「子どもの成長を祝う行事」として定着しており、中国の紅包よりも対象がかなり限定的といえます。
まとめると
| 日本 | 中国・アジア圏 | |
| 日付 | 1月1日固定 | 旧正月(春節)毎年変わる |
| 主な対象 | 子ども | 年下・部下・家族など広い |
| 意味 | 成長のお祝い | 縁起・運気アップ |
| 悩みどころ | 金額・いつまで | 金額の縁起 |
日本と中国以外にもある?似た文化を持つ国
実は、お年玉のような文化は日本と中国だけではありません。
アジア圏の例
- 韓国:旧正月(ソルラル)に「セベトン」と呼ばれるお金を贈る
- ベトナム:テト(旧正月)に赤い封筒でお金を渡す
- 台湾・香港:紅包文化が一般的
どの国も共通しているのは、「赤い封筒」「新年の縁起」「年上から年下へ」という考え方です。
一方で、日本のように「お正月=子どもへの現金ギフト」として全国的に定着している例は、意外と少ないのが特徴です。
お年玉の絵文字🧧が中国寄りなのはなぜ?
スマホの絵文字は、世界共通で使われることを前提にデザインされています。
そのため、「お年玉」専用の日本的なモチーフではなく、よりグローバルに通じる紅包(ホンバオ)文化が採用されたと考えられます。
日本人から見ると少し違和感があるのは、日本のお年玉が「文化としてかなりローカライズされている」証拠ともいえそうです。
日本のお年玉が「独自」と言われる理由
一方、日本のお年玉は、同じ「お金を包む文化」でも意味合いが少し違います。
- 子どもに渡すのが基本
- 年齢によって金額を変える
- 親戚・祖父母・関係性で悩みがち
- 「いつまであげる?」問題が毎年発生
単なる縁起物というより、人間関係や成長を気遣う贈り物として扱われているのが、日本のお年玉の特徴です。
なぜ日本のお年玉は、こんなに悩みやすいの?
日本のお年玉が悩まれやすい理由は、とてもシンプルです。
- 「正解」がはっきり決まっていない
- 周りと比べてしまう
- 相手の気持ちを考えすぎてしまう
実際に多い悩みとしては、こんな声があります。
こうした悩みが毎年検索やSNSで投稿されるのも、お年玉が「気遣いの文化」として根付いている証拠なのかもしれません。
お年玉袋も、日本らしい進化をしている
日本では、お年玉袋のデザインも年々多様化しています。
- キャラクターもの
- シンプルで大人向けのデザイン
- 兄弟で差が出にくい工夫
「中身より、気持ちをどう包むか」を大切にするのは、日本らしい贈り物文化ですよね。
海外と比べて見えてくる、日本のお年玉のやさしさ
海外では「縁起物」として割り切られていることが多いお金の贈り物。
一方、日本では「相手にどう伝わるか」をとても大切にします。
だからこそ、金額・渡し方・やめどきまで悩んでしまう。
でもそれは、決して悪いことではありません。
お年玉に迷うのは、相手を大切に思っている証拠。
日本ならではの、やさしい文化なのだと思います。
この記事が、「悩みすぎなくていいんだ」と思えるきっかけになれば嬉しいです。


